大きな窓の外には、父の好きだった街が広がっている。
春の陽光がさす西宮のレストランの席に、その人はいた。
「まさかぼくが、岸田さんの娘さんに会って、
こんなふうに昔話ができるなんて。
ぼくの話が、エッセイになるんですか。
やあ、うれしいなあ!」
大きな窓の外には、父の好きだった街が広がっている。
春の陽光がさす西宮のレストランの席に、その人はいた。
「まさかぼくが、岸田さんの娘さんに会って、
こんなふうに昔話ができるなんて。
ぼくの話が、エッセイになるんですか。
やあ、うれしいなあ!」
関関同立の最初の関は、関西学院大学なのか、関西大学なのか。北区は神戸に入るのか。いけずな京都か、あほんだらの大阪か。琵琶湖の水止めたろか。
そんなね、小競り合いを日々やってるだけの、われわれ関西人ですけども。
Read Moreわたしの2020年、三谷幸喜がメガホンでも握ってた?ってくらい、ドタバタ。でも三谷幸喜がメガホン握ってたから、喜劇で終わる算段です。
三谷幸喜がメガホン握ってて、よかった〜〜〜!
人生を寝違えているので、振り返ることがとにかく苦手なんですが、いっちょやってみたいと思います。
Read Moreキナリ☆マガジン購読者限定で、「小説現代1月号」に掲載している連載エッセイ全文をnoteでも公開します。
Read More2週間とちょっと前に「全財産を使って外車買ったら、えらいことになった」というnoteを書きました。タイトルで、話がほぼ終わっとる。
年の瀬のクッソ寒くて、クッソ忙しいなか、80万人が読んでくださいました。そして、サポートという応援のお金が1500人から届きました。
令和のクリスマスキャロルは、ここにあったんや……!
Read Moreみなさん、メモってどれくらい書いてますか?
日常でも、仕事でも、なんでもいいんですけど。あっ、でも、できればタスク以外がいいです。発見したこと、考えたこと、感じたことなら、すごくいい。
「なんに使うかわからないけど、覚えておきたいメモ」だったら、もう、最高です。それはわたしが一番好きなやつです。
Read More0.髪の毛を切り申した
マジのガチでどうでもいい話からはじめると、Netflixオリジナルドラマ「クイーンズ・ギャンビット」のベスが美しすぎて、1話みた瞬間に美容室に行き、髪の毛を切ってスカーフを買った。
調子のって海でポーズとったが、「体育祭ではちまきをしてやる気をおしつけてくるタイプの委員長(不人気)」になった。それでも満足。
Read More全財産の内訳は、大学生の時からベンチャー企業で10年間働いて、したたり落ちるスズメの涙を貯め込んだお金と。
こんなもん、もう一生書けへんわと思うくらいの熱量を打ち込んで書いた本の印税だ。
それらが一瞬にして、なくなった。
Read More手で書いた文字を見ると、その人柄や人生まで伝わる、と最近教わった。
たしかに、おおらかな人の文字はなんとなく、ゆったりしているような。せっかちな人の文字はなんとなく、急いで書いているような。
わたしは、自分の字が嫌いだった。どうひいき目に見ても、汚いからだ。汚い理由は、岸田家の母から語り継がれている伝説がある。
Read More会社員を辞めて、作家になるとき、家探しに苦労した。
それまでわたしが住んでいたのは、会社の寮だった。
せっかくだから底抜けにかっちょいい家を
自分で見つけてやろう!と浮足だっていたのだが、
浮いた足はアッという間に地に落ちた。