28年、顔面になに吸わせたらいいかわからない〜アペックスとわたし・前編〜

自分の顔面になに吸わせたらいいかわからないまま、28年も生きている。いわゆるスキンケアなのだけれど、吸わせるという表現から、いかにわたしが顔面を他人事に考えているかがわかる。顔面というのは、人間のアイデンティティーを示す上でかなり重要だ。滋賀県民にとっての琵琶湖と同じくらいだと思う。

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コルク
【キナリ★マガジン更新】野生の広報が、ガイアの夜明けを迎えるまで(後編)

「日本テレビのNEWSZEROが、高齢者や障害者への研修を取材したがっている」

毎日のようにいろんなテレビ局や新聞社に連絡をしていくなか、一本の電話があった。出たくて出たくてたまらなくて、なにかしらの時事問題や社会問題にかこつけて、メールやFAXを送りつけた番組だった。

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コルク
【キナリ★マガジン更新】【突撃!岸田の文ごはん】白石小百合さんに、執筆に集中できる香りを訊いた

岸田奈美が、尊敬する人に「うまい文章の書き方」を教えてもらうため、大きなしゃもじを持って突撃する「突撃!岸田の文ごはん」! ……だったのですが! つい先日まで続いていた外出自粛と、リモートワークの促進で、家から一歩も出ないことが増えた岸田は、深刻な悩みを抱えていたのです。

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コルク
【キナリ★マガジン更新】岸田家の読むゴハン(もち米のハリネズミ)

テーブルの上に乗ってるものは吸い込むようにたいらげる、いまのわたしからは想像がつかないけど、子どものころは食が細かったようだ。「お腹が減ってないっていうか、食べることにあんまり興味がなかったみたい」母から言われて、まさかそれがわたしのことだとは思わなかった。

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コルク
【キナリ★マガジン更新】やさしい人が傷つく世界だから、おいどん大好きクラブつくろう

自分のことよりも、他人を喜ばせ、他人を幸せにできるのが、立派な大人だと思ってた。優しくて明るい母と、ええやつな弟(↑写真左)と、亡くなったけどめちゃくちゃおもろい父から愛されまくり、ぬるま湯のスパワールドにつかりながら育ってしまったわたしは、他人から嫌われることが怖かった。

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コルク
風はいつか雨になるし、親は子どもに傷を託す ー 村上春樹「猫を棄てる」を読んで

28年の人生で、こんなにもたくさんの作品名を言えるのに、一度も読んだことのない作家は村上春樹さんだけだった。14年前に突然死んだ父の本棚には「ノルウェイの森」が並んでいた。ときどき場所が変わっていたから、たぶん、父は何度も読み返したのだと思う。

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コルク