生の魚が、心底苦手だ。プンと生臭いのが本当にダメダメのダメで、新鮮きわまりない寿司ならばギリギリ食べられる。生魚を触るのもムリ。調理なんて、もってのほか。
そんなわたしに、こんな依頼が飛び込んできた。
こんにちは、岸田奈美です。
7月も残すところ数時間となりましたが、本当にハリウッドドリームザライドのような疾走感と瞬間的高低差のある一ヶ月だった……なんならちょっと、大阪LOVERくらい、耳の奥で聞こえてた。
Read Moreしばらく慌ただしい時間を過ごしていて、日記を書けていなかったけど、思うことがあったので今のうちに書いておく。壊れた蛇口の水みたいにドバドバあふれてくる名前のつけられない感情を、とにかく他人が読めるよう言葉にして、読み返して、自分を整理したくて書いているので、たぶん読みづらい。ごめんね。
Read Moreこれが!本邦初公開!岸田奈美の!肌だ!読者は一体、なにを見せられているんだ!
「コンディションが肌の今の状態で、ポテンシャルが肌の未来の状態です」「肌の未来!?」
自分の顔面になに吸わせたらいいかわからないまま、28年も生きている。いわゆるスキンケアなのだけれど、吸わせるという表現から、いかにわたしが顔面を他人事に考えているかがわかる。顔面というのは、人間のアイデンティティーを示す上でかなり重要だ。滋賀県民にとっての琵琶湖と同じくらいだと思う。
Read Moreマヌケな自分とともに歩み、ともに立ち向かう岸田による「こんなのあったらいいな」なアイテムの妄想を垂れ流す「妄想!マヌケ商店」のお時間です。
Read Moreリモート会議が圧倒的に増えた。わざわざ靴を履き、家を出て、電車に揺られ、汗だくになって歩かなくても、人と話すことができる。こんなにすばらしいことはないよ。だけど、なんだろう。テンションが上がらない。
Read More「日本テレビのNEWSZEROが、高齢者や障害者への研修を取材したがっている」
毎日のようにいろんなテレビ局や新聞社に連絡をしていくなか、一本の電話があった。出たくて出たくてたまらなくて、なにかしらの時事問題や社会問題にかこつけて、メールやFAXを送りつけた番組だった。
Read More岸田奈美が、尊敬する人に「うまい文章の書き方」を教えてもらうため、大きなしゃもじを持って突撃する「突撃!岸田の文ごはん」! ……だったのですが! つい先日まで続いていた外出自粛と、リモートワークの促進で、家から一歩も出ないことが増えた岸田は、深刻な悩みを抱えていたのです。
Read Moreテーブルの上に乗ってるものは吸い込むようにたいらげる、いまのわたしからは想像がつかないけど、子どものころは食が細かったようだ。「お腹が減ってないっていうか、食べることにあんまり興味がなかったみたい」母から言われて、まさかそれがわたしのことだとは思わなかった。
Read More自分のことよりも、他人を喜ばせ、他人を幸せにできるのが、立派な大人だと思ってた。優しくて明るい母と、ええやつな弟(↑写真左)と、亡くなったけどめちゃくちゃおもろい父から愛されまくり、ぬるま湯のスパワールドにつかりながら育ってしまったわたしは、他人から嫌われることが怖かった。
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