かつて「魚の絵を描け」と言われて、
横からではなく、正面から見た魚を描いた子どもがいた。
私の父だ。
画用紙のど真ん中に突如として現れた、
鋭利な縦長の何かを見た幼稚園の先生は、驚いた。
祖父母は、さらに驚いた。
続きは、ほぼ日刊イトイ新聞で読めます
https://www.1101.com/n/s/kishidanami/2020-03-04.html
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「奈美と結婚しても、ダウン症の弟くんの面倒を見る自信がない」
高校生の時、付き合っていた彼氏が言った。ショックだったのは。明るかった彼の、思いつめたような表情でも。とつぜん切り出された、将来の話でも。障害のある弟を、否定されたことでもなかった。
昔から、細かい数字を覚えるのが苦手だ。自分の身長、50m走のタイム、友人の誕生日、恋人の記念日、宿題の提出期限。
すべて覚えていた試しがない。そんな私が唯一、細かく覚えている数字がある。
2005年6月9日18時42分。父が亡くなった時間だ。
「これ、転がしたらええんちゃうかな」
目の前に鎮座する、四角い一人がけソファをじっと見つめていた母が、ぽつりと言った。
こんなバカみたいに重いものをどうやって、100メートルは離れたゴミ捨て場へ持っていこうかと、私は頭を抱えていたところだった。マンション中の住民が寝静まる深夜3時。私と弟は全力でソファを転がし、前へ進んだ。
キナリ★マガジン更新しました!
昨日、AbemaTVの生放送ニュース番組「けやきヒルズ」に出演した。てっきり「ごきげんよう」のコロゾーポジションで呼ばれたのかと思ってたら、授かりし役割はコメンテーター。
コ、コメンテーター!?
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藪から棒に申し訳ないが。(高校生の頃まで、藪から棒とはぶっきらぼうの相方だと思っていた)ちょっと、思い出してみて。「天空の城ラピュタ」の冒頭で、パズーがラッパを吹いている。名シーンだ。パパーパパパーパパーパパーパー♪というメロディとともに、バサバサと飛び去っていく大量の鳩を。