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『国道沿いで、だいじょうぶ100回』
 

なんだか「だいじょうぶ」な気持ちになる本

近くにいる人を見つめて抱きしめる日々こそが、
世界を慈しむことだって確信した。
奈美さんはそういうための力を持ちすぎている。
――河合優実さん

大丈夫な家族と大丈夫じゃない日々を、
笑いと涙と他者への想像力とともに軽やかな筆致でつづる自伝エッセイ。
令和のホームドラマとして話題の連続ドラマ
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』
(NHK地上波放送・2024年7月9日スタート予定)の原作者で
気鋭の著者・岸田奈美による人気エッセイシリーズ第3弾です!

今回は、弟・良太さんがカレンダー職人になってお金を稼いだり、
岸田奈美さんが空港で札束の詰まったリュックを見つけたり、
人生最悪の病院で注射を打たれたり…
岸田家に降り注ぐハプニングの数々から目が離せません。

SNSでも話題になったエッセイ「国道沿いで、だいじょうぶ100回」、
「魂をこめた料理と、命をけずる料理はちがう」など厳選エッセイ18本を再録。

【編集担当からのおすすめ情報】
本書は、岸田奈美さんエッセイシリーズの3作目になります。
1作目の『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』は、NHKで連続ドラマ化され、かつ採録された「ミャンマーで、オカンがぬすまれた」は、難関国立大学の入試問題として出題されました。
2作目の『傘のさし方がわからない』は、朝日新聞「天声人語」で紹介(2024年3月7日)されるなど、数々の話題をつくった伝説のシリーズです。
前作から2年半ぶりとなる3作目の本書は、この2年半にnoteに書かれた膨大な数のエッセイの中から、岸田奈美さんとともに選んだ傑作ぞろいです。書籍用に、岸田さんがさらに手を入れてブラッシュアップされています。
ぜひみなさんもご一読ください。

2024/05/29 単行本刊行(小学館)

 
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AUDIBLE

 
『飽きっぽいから、愛っぽい』
 

作家・岸田奈美の新たな代表作。
著名人からも絶賛&感動の声続々!

笑えて、泣けて、救われる。
新時代の書き手が綴る、心を揺さぶる傑作エッセイ。


「大好き」を言葉にし続けることが、
こんなに笑えて泣けるなんて。 ――藤崎彩織


笑いと悲しみは同じところにあって、希望と絶望も同じ場所から生まれる。
それを軽やかに教えてくれる、処方箋みたいな本だ。
しかもとびきり笑えるんですよ。 ――佐久間宣行


腰を下ろした、彼女の目線。優しさと逞しさ。そして、ユーモア。
今、世界に足りていないこれらに満ち溢れた、最高峰のエッセイ。
岸田奈美は、運命に愛されている。 ――リリー・フランキー


わたしがしなければならなかったのは、わたしを好きになることではなかった。
嫌いなわたしの中にしか起き得ない感情を、わたしの中にしか生まれない言葉で、書くことだった。
どんなにつらくても。難しくても。時間がかかっても。飽きても。褒められなくても。
ようやくたどり着けたここから先に、たぶん、愛がある。


本作は小説誌『小説現代』で連載をしていた「飽きっぽいから、愛っぽい」を書籍化に際して、加筆修正したものです。

2023/03/22 単行本刊行(講談社)

 
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エッセイ集コルク
『傘のさし方がわからない』
 

笑えて、ときに泣けてしまう爆走エッセイ!

この本を読んで後悔する人はいない。
むしろ感謝に満ちると思う。岸田家にも自分にも、明日があることに。
――矢野顕子さん激賞!

異例の大反響!
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』から1年、
ゲラゲラ笑えて、ときにしんみり、なんだか救われてしまう
爆走エッセイ第2弾の登場です。

◎車いすユーザーの母のために、「全財産を使って外車を買った」。
(えらいことになる話より)

◎「24歳の弟は字が書けない(はずだった、怪文書を読むまでは)」のに、
岸田奈美さんの初単行本『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の
ノンブル(ページ数)を書くまで。(おすそわけをもらう話より)

◎隣家がリビングで焼きいもをして火事になった「東京は火の用心、恋用心」
(東京でひとり暮らす話)

◎iDeCoの書類を書きながら、生きる希望について考えた「30年後、きみが
いない世界で」(これからのわたしに宛てる話より)

…など。

【編集担当からのおすすめ情報】
岸田奈美さんがこの1年間でブログサービス「note」に書き綴ったエッセイから、
もっと多くの方に届けたいエッセイを厳選して掲載したのが本書です。
ノンブル(ページ数)は前著『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』と同様に、
弟の良太さんが丁寧に丁寧に書いています。
岸田さんの文章は、思わず吹き出して笑ってしまったり、
涙が蛇口のごとくあふれたり、ジェットコースター並みに、感情が揺れ動きます。
そして、私は、読み終えたときに、見えていた景色が変わりました。
なにかに悩んでいるとき、苦しいとき、モヤモヤするとき、
きっと力になってくれる一冊だと思います!

2021/10/15 単行本刊行(小学館)

 
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エッセイ集コルク
『もうあかんわ日記 』
 

もうあかんくなったら、読んでください

家族が終わりそうなので、

あなたに頼みたいことがあります。

母・ひろ実の大手術を機に、家族の日常が一変する。

タイムスリップした祖母は、冷蔵庫にある食材をひたすら醤油で煮込み、同じ味にした。

祖母の心ない言葉に、ダウン症の弟は床を踏み鳴らし、自室にこもる。

追い打ちをかけるように、壊れる家電、手続きの山、おしっこをまき散らす犬、鳩の襲来……

次々と降りかかる「もうあかんわ」に気力も体力も削られる長女・奈美。

「人生は、ひとりで抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ(本文より)」

を体現した37日間のサバイバル日記。

理不尽なこの日々を、笑い飛ばしてもらえたら、わたしはそれで救われる。

ただ、笑ってほしい。悲劇を、喜劇にする、一発逆転のチャンスがほしい。

もうあかんわと思っている、すべての人に。

わたしのもうあかん毎日を、小さく高らかに捧げたい。

もうあかんわ。

ーー本文より

解説は頭木弘樹さん。

2021/05/31 単行本刊行(ライツ社)

2025/02/06 文庫版刊行(小学館)

 
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『家族だから愛したんじゃなくて、 愛したのが家族だった』
 

笑えて泣ける岸田家の日々のこと

大反響を呼んだ単行本

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』が、

ついに文庫化しました!

かきたし原稿「表紙の絵の味」と、

作家・一穂ミチさんの解説でパワーアップ!

真夏の甲子園でホットコーヒーの売り子をしたり、

試着に1時間かかるブラジャーを買ったりと、

なぜか日々おもしろいことが起きてしまう作家・岸田奈美がつづる、

情報過多の日々のこと。

大丈夫な家族と、大丈夫じゃない日々を、

疾走感あふれるリズミカルな文章で、

軽やかにユーモラスにとびこえる。

“弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった”

“母に「死んでもいいよ」といった日”

など傑作エッセイを多数収録。

【編集担当からのおすすめ情報】

岸田奈美さんの初の単行本が2年半ぶりに文庫化します。

この2年半の間に、岸田家にはいろんなことがあったと思います。

そんな岸田さんの2年半の思いは、

「文庫あとがき(おかわり)」でたっぷり語られています。

また、かきたし原稿「表紙の絵の味」では、

岸田さんが手がけた表紙のイラストについて、

装丁家・祖父江慎さんとのやりとりの裏話が。

そして、必見なのは作家・一穂ミチさんの「解説」です。

解説では、私、思わず涙がこぼれました。

ひと味ちがう岸田奈美ワールドをぜひご一読ください。

2020/09/23 単行本刊行(小学館)

2023/04/06 文庫版刊行(小学館)

 
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エッセイ集コルク