『家族だから愛したんじゃなくて、 愛したのが家族だった』

 

笑えて泣ける岸田家の日々のこと

大反響を呼んだ単行本

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』が、

ついに文庫化しました!

かきたし原稿「表紙の絵の味」と、

作家・一穂ミチさんの解説でパワーアップ!

真夏の甲子園でホットコーヒーの売り子をしたり、

試着に1時間かかるブラジャーを買ったりと、

なぜか日々おもしろいことが起きてしまう作家・岸田奈美がつづる、

情報過多の日々のこと。

大丈夫な家族と、大丈夫じゃない日々を、

疾走感あふれるリズミカルな文章で、

軽やかにユーモラスにとびこえる。

“弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった”

“母に「死んでもいいよ」といった日”

など傑作エッセイを多数収録。

【編集担当からのおすすめ情報】

岸田奈美さんの初の単行本が2年半ぶりに文庫化します。

この2年半の間に、岸田家にはいろんなことがあったと思います。

そんな岸田さんの2年半の思いは、

「文庫あとがき(おかわり)」でたっぷり語られています。

また、かきたし原稿「表紙の絵の味」では、

岸田さんが手がけた表紙のイラストについて、

装丁家・祖父江慎さんとのやりとりの裏話が。

そして、必見なのは作家・一穂ミチさんの「解説」です。

解説では、私、思わず涙がこぼれました。

ひと味ちがう岸田奈美ワールドをぜひご一読ください。

2020/09/23 単行本刊行(小学館)

2023/04/06 文庫版刊行(小学館)

 

 
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