キナリ☆マガジン購読者限定で、「小説現代1月号」に掲載している連載エッセイ全文をnoteでも公開します。
Read More2週間とちょっと前に「全財産を使って外車買ったら、えらいことになった」というnoteを書きました。タイトルで、話がほぼ終わっとる。
年の瀬のクッソ寒くて、クッソ忙しいなか、80万人が読んでくださいました。そして、サポートという応援のお金が1500人から届きました。
令和のクリスマスキャロルは、ここにあったんや……!
Read Moreみなさん、メモってどれくらい書いてますか?
日常でも、仕事でも、なんでもいいんですけど。あっ、でも、できればタスク以外がいいです。発見したこと、考えたこと、感じたことなら、すごくいい。
「なんに使うかわからないけど、覚えておきたいメモ」だったら、もう、最高です。それはわたしが一番好きなやつです。
Read More0.髪の毛を切り申した
マジのガチでどうでもいい話からはじめると、Netflixオリジナルドラマ「クイーンズ・ギャンビット」のベスが美しすぎて、1話みた瞬間に美容室に行き、髪の毛を切ってスカーフを買った。
調子のって海でポーズとったが、「体育祭ではちまきをしてやる気をおしつけてくるタイプの委員長(不人気)」になった。それでも満足。
Read More全財産の内訳は、大学生の時からベンチャー企業で10年間働いて、したたり落ちるスズメの涙を貯め込んだお金と。
こんなもん、もう一生書けへんわと思うくらいの熱量を打ち込んで書いた本の印税だ。
それらが一瞬にして、なくなった。
Read More手で書いた文字を見ると、その人柄や人生まで伝わる、と最近教わった。
たしかに、おおらかな人の文字はなんとなく、ゆったりしているような。せっかちな人の文字はなんとなく、急いで書いているような。
わたしは、自分の字が嫌いだった。どうひいき目に見ても、汚いからだ。汚い理由は、岸田家の母から語り継がれている伝説がある。
Read More会社員を辞めて、作家になるとき、家探しに苦労した。
それまでわたしが住んでいたのは、会社の寮だった。
せっかくだから底抜けにかっちょいい家を
自分で見つけてやろう!と浮足だっていたのだが、
浮いた足はアッという間に地に落ちた。
「一年生になったら、一年生になったら、友だち100人できるかな」を歌いながら「100人もいらんやろ、名前覚えられへんわ」と思っていたタイプのひねくれ者である。
今となってはそのひねくれが、間違っていなかったとほくそ笑む。
Read Moreわたしには、友だちがいなかった。
世のなかにいろんな情あれど、友情は特にすばらしい。
そんなことはわかっている。
そこらへんの漫画本も、トレンディなドラマも、いやになるほど流れてる歌も、友情はいいぞと言ってくるのだから。
そうは言っても、思い当たる友だちがいない。
Read More※この記事の売上は「11月22・23日 キナリ読書フェス」で、書店さん、著者さん、出版社さんをメチャバリ盛り上げていく運営のために充てさせてもらいます。開催後も読めますが、単品購入できなくなります。
みなさま、ごきげんよう。岸田奈美です。
28年間、顔面になにを吸わせたらいいかわからず生きてきたけど、この夏にポーラへ駆け込んでお肌を分析してもらい、862万通りの組み合わせからわたしにぴったりなAPEX(アペックス)のスキンケアを施され、命からがら窮地を逃れたわたし。
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