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『春山家サミット』
 

バラバラだった家族が、久しぶりに集まったら——?
ラジオドラマとして話題を呼んだ本作の脚本が、ついに電子書籍化!

【あらすじ】

東京のイベント会社で働く春山笑麻。
母・聖子と祖母・みやは大阪、父・凛太郎は名古屋で起業、弟・春彦は福岡の大学へ。
春山家の家族は、いまや全国に散らばり、それぞれの人生を歩んでいる。

そんなある日、恋人・光一の"理想的な家族"に触れた笑麻は、
自分の家族とのギャップにに胸が締めつけられる。

「なんとかせなあかん。せめて、普通の家族にはなりたい。光一の家族に見せても、恥ずかしくないような。」

そう思った彼女は、家族全員を集めた旅行——名付けて"春山家サミット"を企画するのだが…

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の岸田奈美が贈る、令和のホームコメディ。

2025/03/31 電子書籍刊行(コルク)

 

 
『最高にテキトーで幸福なカフェ~岸田奈美のパリ旅行記~』
 

「あっちにポリスメンがおるから、道、聞いてみようや!」

聞いてみた。
なんか、フランス語で同僚と、喋ってる。(省略)

車、とめた。

びっくりしすぎて、声が出た。すごい。とめた。限りなく、ノリでとめた。どこにも、なんにも、指示を仰ぐとか、なかった
(本文「ぶっぱなせ!人徳パワープレイ!」より)

2024年にパラリンピック観戦を目的にパリを訪れた著者が出会った、

道路を即決で封鎖してくれる警察官、
片手で車いすを持ち上げる紳士、
黄色い看板のカフェで働く天才的な接客スタッフ...などなど

完璧じゃないのに誰もが優しい。
不便なのに誰もが笑顔。

そんなパリの空気感を、岸田奈美の視点で鮮やかに描いた心躍る旅行記が、ついに電子書籍に!
これまで「note」マガジン購読者限定で公開されていた人気記事を一冊にまとめました。

読むたびにクスッとほっこりとするパリでの体験を、ぜひ電子書籍でもお楽しみください!

2025/01/27 電子書籍刊行(コルク)

 

 
『酔っぱらい先生とわたし~人生を変えた英語教室~』
 

「この人が、あんたを合格させてくれるから」
母が突然、言った。
そこにいたのは母がアルバイトをしている整骨院の、院長であった。(本文より)

高校では現代文だけが平均点、それ以外は散々な成績。
留年ギリギリで補習を繰り返す日々を送っていた著者が、
「酔っぱらい先生」と出会い、予想外の勉強法に挑むことになる。

「人が本気で学ぶときはな、
誰かに本気で教えようとするときだけや!」

居酒屋、マンガ、雪山…
——常識破りの学習法が、著者の人生を大きく変えていく。

笑って、ちょっと泣いて、元気をもらえる一冊をあなたに。

待望の電子書籍化!

2024/11/29 電子書籍刊行(コルク)

 

 
『落とした指輪を出品されて 警察沙汰になった話』
 

「おっ!まったく同じのあるやん!
49000円かあ、新品で買うより一万円も安いなあ。
……。
…………。

わたしのじゃね?」
(本文より)


母娘で買い合った、とあるブランドの指輪を、買って早々に落とした著者。
ふとのぞいたフリマサイトで、同じような指輪をみつけたところから事件は始まった。
フリマサイトや指輪を買った店舗に相談したり、自分で買い戻そうと出品者とやりとりをしたり、はては警察による捜査…と次々と起こる出来事。
果たして事件は無事解決するのか?

「落とし物をフリマサイトで売られた場合」の対策例としてX上で反響を呼び、本作はブログサービス「note」でマガジン購読者限定コンテンツとして書き下ろしたものを完全書籍化しました。(全1巻)

2024/09/10 電子書籍刊行(コルク)

 

 
『漏水びしょびしょ日記』
 

「天井ですか?
ありません。
今、わたしの家、天井、ありません」
(第一話より)

それは年末も押し迫った師走のある日始まった。
ふと見上げると天井から滴る水。雨漏りを超えてもはや雨。
マンションの上階で一体何が?なんでこんなことに?
管理会社とともに原因解明にのりだしたものの、なかなかわからない漏水元。
そこから始まるさまざまな関係者たちによる考察、そして原因解明からいきつく最終結論は….?

突如始まった自宅の漏水に果敢に挑み・悩み、泣き・笑い、そして新たな住まいを見つけるまでの
安住の地を求めた記録。
臨場感のある実況エッセイに共感と応援の声が集まり、
ブログサービス「note」で60万以上のPV(*2024年5月時点・累計)を出したシリーズが初の電子書籍化です。

2024/06/06 電子書籍刊行(コルク)

 

 
『自動車教習おかわり列伝』
 

車を一台、譲ってもらうことになった。

ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」で使われた、1992年製の貴重なボルボ240だ。
撮影用に貸し出したオーナーさんのご厚意で、こんな機会はめったにないから、ベソかきながら頂戴した。

納車は初秋。
屋根つき駐車場も、はりきって契約した。
錦戸亮さんのごとく、大切な人をしこたま積み込み、真っ赤なボルボを西へ東へ、颯爽と走らせる人生の幕開けだ!

さて。
問題は、運転免許がないことである。
(冒頭より)

*

思いがけないタイミングで車を譲ってもらうことになった作者が直面した「運転免許がない!」問題。
実は作者が運転免許取得にチャレンジするのはこれで3度目で...!?

1度目、2度目の予想もつかない挫折を経て、3度目に免許を取得するまでの教習所体験の「おかわり」の記録。
自動車教習所のあるあるをはじめ、そのゆくえを見守る家族や実習で出会う人々との笑いあり涙ありのエッセイに共感が集まり、
ブログサービス「note」で30万以上のPV(*2024年2月時点・累計)を出したシリーズが初の電子書籍化です(全3巻)。

2024/02/19 電子書籍刊行(コルク)